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若い女性が年上男性と食事などをする見返りに援助を受ける「パパ活」がブームとなる中、今度は、若い男性が年上女性を誘う「ママ活」をしていたとして、福岡市内の高校2年の男子生徒(17)が補導された。
福岡県警筑紫野署によると、男子生徒の「福岡 17さい ままかつしたい#ママ活募集」という投稿を発見。署員が身分を隠して連絡を取ると「2時間カフェでまったり会うので7000円」と返ってきたという。県警は、不良行為に当たるとして、待ち合わせ場所で男子生徒を補導した。
「17歳が援助の目的で不特定多数に交際を呼びかけたということで、“不良行為”にあたるため、補導することになりました」(県警担当者)
県警は男子生徒を補導した後、親に報告し、引き渡したという。
実際にSNSで検索してみると、プロフィールや希望金額などが書かれたメモとともに、「ママ活募集」の呼びかけが数多く投稿されている。
出会い系サイトの場合、規制法が存在し、児童を誘引した人物を取り締まることが可能だが、SNSやアプリケーションの場合、法律の適用外になることが多く、実際に摘発することが難しくなるという。
こうした背景から、警察は、インターネットで援助交際などを持ちかける書き込みを見つけ、児童らと待ち合わせをし、直接指導するサイバー補導にも力を入れているという。
しかし、「パパ活・ママ活の勢いはとまらない」という。
「今年の夏、ママ活専用のマッチングアプリができた。パパ活のアプリもいくつもあり、乱立している。ママ活アプリの市場が活性化するのはまだこれからです」(エンタメ業界関係者)
ドラマの存在も欠かせないと芸能評論家の三杉武氏はいう。
「タイトルが『パパ活』というドラマが、dTVやFODで配信され、後にフジテレビでも放送されました。間違いなく、ブームの裏側にテレビの影響はあるでしょう」今後「ママ活」が「パパ活」の市場を超える可能性は十分にあるという。
「売れていないバンドマンとか、お笑い芸人といった下積み時代の生活を支えているのは女性ファンが多い。夢に向かって頑張っている人を応援してあげたい。ホストクラブにはまる女性も、『この人をNO1にしてあげたい』という気持ちから通う。成熟していない人の面倒を見てあげることに喜びを感じるのでしょう」(前出の三杉氏)
こうした女性の心理に寄り添うように、アプリやサイトが続々と生まれ始めた。
「ホストクラブはお金がかかるし、出会い系サイトは怖い。そうした中で、安全が担保され、信頼できるアプリであれば、危ない目に合う確率も低い。何より良いのは、スマホ一つでできるハードルの低さ。女子会の中で、おすすめのアプリの話もするので、そのままの流れで、試しにやってみようとなります」(前出のエンタメ業界関係者)
一方、ママ活に励む男性にも事情があるという。
「男性の経済事情も影響しているでしょうね。今、若い男性は、懐があまり潤っていない。同世代の女性と給料は変わらず、女性から頼りないと見られがち。パパ活でもそうですが、留学資金や大学の授業料を払いたいからという人も増えています」(前出の三杉氏)
非日常を楽しめるママ活・パパ活が当たり前になる時代は、近い将来、やってくるのだろうか。警察とのいたちごっこはまだまだ続きそうだ。